Vim-jpラジオ#45と#46はFirefox拡張Tree Style Tabの作者で技術漫画家でもあるPiroさんをゲストにFirefoxの歴史や拡張機能開発の思い出、技術漫画家としての活動などについて盛り上がっていました。
Piroさんが呼ばれた経緯は、#36でOpera最強伝説について盛り上がったときに、Firefoxの歴史があいまいだったせいみたい。私も元Operaユーザーで現Firefoxユーザーなので、どの回も親しみ深さMAXでした。 #36の感想はまだ書けてないけど……。
パーソナリティのtomoyaさんとPiroさんの出会いはVimがきっかけだったそうです。ラジオ内で唯一Vimが話題に上がった瞬間でした。
Vim Vimしすぎてないところがこのラジオの良さですね。 vim-jpコミュニティの面白さを輸出したいというコンセプトがよく反映されていると思います。
vim-jpはプログラミングから子育てに至るまで無数のチャンネルを抱えたコミュニティです。そんなコミュニティの面白さを生かして、各分野の様々なゲストを交えながら楽しく雑談していきます。
私もvim-jpはVimを起点としながら、色んな形でエンジニア同士が交流できるところが好き。
と、Piroさん回とあんまり関係ない話をしてしまいました。
#45はFirefox誕生秘話。
大学内で開発されていたMozaicブラウザがNetscapeブラウザ開発のきっかけになり、Netscapeブラウザが開発速度を得るためにソースコードを公開していたおかげでNetscape社買収に際してMozillaブラウザプロジェクト独立が実現したり、生き証人で歴史本も書かれてる方だからこそ語れる山あり谷ありな濃い内容を聞けました。フリーソフトウェアからOSSへの歴史も語られてます。
奇しくも技術漫画家のPiroさんが、こういった歴史に直に触れてたのはありがたい限りですね。触れた者みながみな語れるわけではない。
#46はFirefox拡張の話と技術漫画家としての活動について。
拡張開発のきっかけは、Firefoxのバージョンアップで使えなくなった拡張を自前でメンテしていたこと。それを可能とした背景として、絵を公開するページでJSを使っていたことがあるそうです。こういうひょんなきっかけが新しい扉を開くことがあるから、やっぱり時間の許す限り色んなことをやるといいよなあと改めて思った。
それはそうと、Firefoxの非互換なバージョンアップにめげずに拡張をメンテし続けたり、技術漫画家として長期連載を持ったり、コロナ渦を乗り越えてOSS Gateという活動をれたり、Piroさんの継続力に感嘆するばかりでした。
OSS Gateは、OSS開発に参加する「入り口」を提供する取り組みだそうです。たとえば、自分が普段使っているソフトウェアの中からOSSを見つけて、Issue/PRに挑戦してみるWorkshopなどを開催しているそうです。ラジオ内でも語られていたことですが、OSSってそうとは知らずに使ってるケースも多いし、貢献になんとなくハードルを感じるケースも多いと思うので、本当に素敵な活動だと思います!