確率の授業を受けていたとき、先生が「宝くじに当たる方法を教えます」と言った。みんながわくわくして耳を傾けて、最後は詰まらない顔をした。
「宝くじに当たる方法は、宝くじを買うことです」
当時の私も「なんだ」と思ったような気がするのだけれど、最近の私はこの言葉をたびたたび思い出す。
たぶん、成長志向の人が集りやすい場所にいるからだろうか。上には上がいるのはもちろんで、見上げる人が時にこんな言葉を耳にする。
- 豪運の持ち主だ
- あの人にはチャンスが舞い込む
- 才能があっての凄腕だ
- 環境ガチャだ
でも、成功している(ように見える)人の多くは、相応の試行を重ねていると感じる。才能・環境の差は実際にあるかもしれないけれど、それでも試行しない限り結果は出ない。逆説的だけど、結果を出してるから運があるように見えるんだよな。
幸いなことに、自分を成長させる挑戦の多くは、独立試行ではない。
宝くじは独立試行だから、当たるまでひたすら買い続けるしかない。
一方で自己成長は、ふりかえり、行動を調整して、次の試行の期待値を上げられる。
これも、結果を出してきた人を見て学んだことだ。
成したいことがあるなら、まずはワンパターンでも挑戦し続ける。どうにもうまくいかないなら、戦略を練る。
あたり前だけれど、それしかないんだよな。既に得たものは変えにくいけれど、次の行動は変えられる。
最近、行動に移すのが億劫な時があるのだけれど、恩師の言葉と共にあたり前を思い出して、前に進む駆動力にするぞ。
ENJOY!!