Fishのプロンプトを自作していて、実行に時間がかかる場合に、非同期にプロンプトを更新できるか気になりました。

軽く調べてみたところ、ユニバーサル変数を利用するといいよとのこと。

https://www.reddit.com/r/fishshell/comments/1hig49y/how_do_asynchronous_prompts_work/

ユニバーサル変数とはFishのプロセス間で共有される変数です。 Fishには変数の更新を監視して関数を自動実行する仕組みもあるので、別プロセスからユニバーサル変数を更新して、現在のプロセス側で非同期に処理を受け取ればいいみたい。

試しに書いてみましたが、結構簡単に書けますね。以下のスクリプトをsource ...すると、var変数の更新が非同期に走ることを確認できます。

# define async behavior
set -U var (random)

function on_update_var --on-variable var
  echo "var is $var"

  # cleanup
  functions -e on_update_var
  set -e -U var
end

function async_update_var
  fish -c "set var (sleep 0.5; random)" &
  echo $last_pid

  # cleanup
  functions -e async_update_var
end

# test
echo "var was $var"
set -l async_pid (async_update_var)
echo "waiting..."
wait $async_pid

サンプルではユニバーサル変数をvarにしていますが、名前被りしないように、動的に変数名を作成してもいいかもしれませんね。

set -l varname var_(uuidgen | string replace -a '-' '')
set -U $varname (random)

function on_update_$varname --on-variable $varname
  # 略
end

# 略

プロンプトの非同期更新にも近々挑もうと思います。

ENJOY